なぜ私は深夜、コンセントを求めてマックに向かうのか

なぜ私は深夜にコンセントを求めてマックにむかうのかProfile

日曜の夜、コンセントを求めて蔦屋書店のリザーブ席に座った。ただそれだけのつもりだったのに、そこで目にした光景に、私は少し驚くことになった。周りにいたのは、23時の閉店間際まで黙々とPCに向かう人たちばかりだったのだ。日曜の夜くらい、家でゆっくり過ごせばいいのに——そう思いながらも、気づけば私自身もその空気に引っ張られて、いつも以上に集中して作業を進めていた。

蔦屋書店のリザーブ席で見た、深夜の集中者たち

蔦屋書店の営業時間は9:00〜23:00。「リザーブ限定メニュー」を注文すると、店舗中央にある黒い円形の専用カウンター席を利用できる。この日は電源が必要だったので、迷わずここを選んだ。他の席にもコンセント付きのテーブル席はあるようだが、たいてい満席だ。

不思議だったのは、日曜の夜だというのに、このリザーブ席には23時の閉店ギリギリまで集中している人がいつも多いことだ。会社員なのか、私と同じような個人事業主なのかは分からない。ただ、自宅でゆっくり過ごすのではなく、まるで会社にいるかのような真剣さでPCに向かっている。

隣の人が本気で取り組んでいると、なぜか自分もその空気に引きずられるように集中しやすくなる。これは、「仕組み化」で日々の作業効率を見直してきた過程でも感じたことがなかった、環境がもたらす不思議な効果だった。

自宅で集中できない理由、そして六本木ヒルズのマックへ

自宅だけで集中し続けるのは、正直難しい。洗濯をしようか、片付けをしようか——気が散る要素が自宅には満載だからだ。私の場合はペットもいるので、その世話も欠かせない。実際、Udemy講座を1本作るのにどれくらいの時間がかかるかを振り返っても、まとまった集中時間をどう確保するかが最大の課題だったと感じる。

23時まで蔦屋書店で作業したその日、私はPCを持って六本木ヒルズのマクドナルドへ、歩いて5分の道を向かった。ここは24時間営業で、カウンター席が複数あり、コンセントも多い。イヤホンをすれば周囲の騒音も気にならない。深夜2時くらいまで頑張っていると、やはり同じように何かの目的でその時間までPCに向かっている人が、体感として3割ほどはいる。

日本のカフェにコンセントが少ないのはなぜか

先月、韓国旅行に行った際に驚いたことがある。カフェはもちろん、地下鉄の待合スペースなど公共の座る場所にも、コンセント口が複数用意されていたのだ。日本ではまず見かけない光景だった。

私が住んでいる西麻布周辺には、マクドナルドもなければ、コンセントのあるカフェもない。PC作業をしたい人間からすると、少し不便な環境だと感じることがある。おそらく日本のカフェは、長居されると回転率が落ちるという事情から、あえてコンセントを設置していないのだろう。効率よく集客し続ける仕組みを考えるのはどの業種でも同じだと思うが、集客のための導線設計ひとつとっても、店側の意図はこういうところに表れるものだと改めて感じた。

知らない人の「本気」が、自分の背中を押してくれる

不思議なもので、マックや蔦屋書店のリザーブ席に座り、面識のない誰かがぱちぱちとキーボードを打ちながら真剣にPCに向かっていると、まるで仲間がいるかのような感覚になる。その雰囲気的な刺激に背中を押されて、ついつい自分も頑張ってしまう。

環境を変えながら、それぞれ工夫を凝らして自分の取り組みに臨んでいる人が多いのを目の当たりにすると、正直、嬉しくなる。深夜まで何かに向き合っている人は、決して自分一人ではないのだと思えるからだ。

まとめ

自宅、書店のリザーブ席、深夜のマクドナルド——場所を転々としながら「集中できる場所」を探し続けるのは、傍から見れば効率が悪いように映るかもしれない。それでも、個人事業主として一人で作業を進める以上、環境を味方につける工夫をし続けることも、立派な働き方のひとつなのだと思う。

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