“初心者のための電子書籍出版“Kindle と楽天Koboで比較!

電子書籍出版
KindleとKobo、初心者が最初に選ぶべきはどっち?
KDPセレクトの90日縛りが終わったら、次にどう動けばいい?
1,250円を超える価格で売りたいなら、どちらが有利?

15冊KDPで出版し、14冊新着1位を獲得した私が、「次はどこに展開できるか?」と思い立ち、楽天Koboを徹底調査しました。KDPを知り尽くしたからこそ見えてきた、両者の本当の違いをお伝えします。

Amazon KDP を使い倒してわかったこと

私がKindleで電子書籍を出版し始めたのは58歳のときです。「自分の知識や経験を本にしたい」という気持ちはあっても、出版社に持ち込むハードルは高く、費用もかかる。そんなときに出会ったのがAmazonのKDP(Kindle Direct Publishing)でした。以来、15冊を出版し、そのうち14冊で新着ランキング1位を獲得しています。

KDPを選んだ理由

KDPを選んだ決め手は3つです。

① 初期費用がゼロ 原稿と表紙さえ用意すれば、登録から販売まで完全無料。リスクなく始められる点が、初めての出版には何より安心でした。

② Amazonの集客力をそのまま使える 自分でSNSフォロワーをゼロから集めなくても、Amazonの検索エンジンに乗ることで読者に届く可能性があります。知名度がない段階でも「本を出せば見てもらえる場所」があるのは大きな強みです。

③ KDPセレクトで新着1位が狙える KDPセレクト(Amazonとの90日間独占契約)に登録すると、無料キャンペーンやKindleカウントダウンディールなどの販促ツールが使えます。これを活用してランキング上位を狙う戦略が取れることが、KDPを選んだ最大の理由でした。

KDPセレクトの実際の使い方と効果

KDPセレクトに登録すると、90日間はAmazon以外での販売ができなくなります。一見デメリットに見えますが、使い方を知っていれば強力な武器になります。

私が毎回活用しているのが無料キャンペーンです。出版直後に数日間無料配布することで、ダウンロード数が一気に増え、ランキングが上昇します。その勢いで新着1位を狙うのが私の基本戦略です。

14冊中14冊で新着1位を獲得できたのは、この仕組みをきちんと理解して使い続けたからだと感じています。

メリット・デメリット(実感込み)

メリット

  • Amazonの検索に乗れるので、集客の仕組みがなくても読者に届く
  • KDPセレクトの販促ツールでランキング上位が狙える
  • WordファイルやPDFなど複数形式に対応しているので原稿作成がしやすい
  • Kindle Unlimited経由で読まれたページ数に応じた収益も発生する

デメリット

  • KDPセレクト期間中は他プラットフォームに出せない
  • 競合が多いジャンルでは埋もれやすい
  • レイアウトが崩れないよう原稿の事前調整が必要なことがある

KDPへの登録手順や出版の全体的な流れについては、こちらの完全ガイドで詳しく解説しています。

Kindle出版の始め方【完全ガイド】初心者が最初にやるべき5ステップを解説

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・Kindle出版って何から始めればいいの? ・文章が苦手でも本当に出版できる? ・費用はどのくらいかかるの? この記事では、こんな疑問にお答えします。Kindle出版に興味はあるけれど、「自分にできるかな…」と一歩が踏み出せずにいま...

 

費用と収益の実態

出版にかかる費用は基本的にゼロです。ただし表紙デザインや原稿の編集を外注する場合は別途費用がかかります。私はCanvaで表紙を自作しているので、ここも無料で対応しています。

収益はロイヤリティとして受け取ります。販売価格が250円〜1,250円の場合は70%、それ以外は35%です。Kindle Unlimited経由では読まれたページ数に応じた報酬が別途発生します。

「出版費用ゼロ・ロイヤリティ最大70%」という構造は、個人が副業や情報発信の一環として取り組むには非常に合理的だと実感しています。

KDPの費用や収益の仕組みをさらに詳しく知りたい方は、私の15冊の出版体験をまとめた記事も参考にしてください。

Kindle出版のメリット・デメリット|出版体験から徹底解説

14冊新着1位の著者が語る Kindle出版のメリット・デメリット|出版体験から徹底解説
Kindle出版に興味があるけど、実際どうなの? この記事では、15冊出版・14冊新着1位を獲得した著者が、費用・印税・集客・失敗談まで本音でお伝えします。「出せば売れる」と思っていた私が、実際に体験してわかったリアルな話を包み隠さず...

 

KDPを知る私が楽天Koboを調査してみた

15冊KDPで出版してきた私が、「90日の独占期間が終わったら他のプラットフォームにも展開できるのでは?」と考え、次の候補として調査したのが楽天Koboライティングライフです。KDPとの違いを中心に、わかったことをお伝えします。

楽天Koboの基本情報と特徴

楽天Koboライティングライフは、楽天が運営する個人向け電子書籍出版サービスです。利用には楽天会員への登録が必要ですが、出版自体は無料で始められます。

KDPと大きく異なる点は、楽天経済圏との連携です。楽天市場でのお買い物に慣れているユーザーは、楽天ポイントを使って電子書籍を購入できるため、ポイントを活用したい読者層へのリーチが期待できます。

対応ファイル形式は「.epub」が推奨です。KDPがWord(.docx)やPDFにも対応しているのと比べると、この点はやや限定的です。

KDPと比べたメリット

調査してみて「これはKDPより優れている」と感じた点が2つあります。

① ロイヤリティが常に一律70%

KDPでは販売価格が250円〜1,250円の場合のみ70%で、それ以外は35%に下がります。一方、楽天Koboは価格(299~100,000円)にかかわらず常に70%です。高めの価格設定をしたい場合や、価格帯を柔軟に変えたい場合は楽天Koboのほうが収益設計がシンプルです。

② 独占縛りがない

KDPセレクトのような独占契約が存在しないため、他のプラットフォームと同時に販売できます。KDPセレクトの90日縛りを気にせず展開できる自由度は、マルチ展開を考える人にとって大きなメリットです。

③ 無料キャンペーン

楽天Koboライティングライフ(KWL)では、Amazon Kindle(KDP)のような回数制限のあるキャンペーン枠ではなく、いつでも自由に「無料(0円)」設定をして配信することが可能です。

KDPと比べたデメリット

正直に言うと、KDPを使ってきた目線からはデメリットのほうが少し目立ちました。

① 集客力・検索エンジンの差が大きい

KDPはAmazonの巨大な検索エンジンに乗ることができます。楽天Koboにも検索機能はありますが、Amazonほどの精度や露出力はなく、著者自身が集客を工夫する必要があります。「出版すれば見つけてもらえる」という感覚はKDPより薄いと考えたほうが現実的です。

②原稿のepub変換が手間になる場合がある

Wordで原稿を書いている方は、epub形式への変換作業が別途必要です。KDPならWordファイルのままアップロードできるので、この手間はKDPにはないデメリットです。

「KindleとKobo 徹底比較表」

比較項目Amazon KDP楽天Kobo
運営会社Amazon楽天
読者規模国内外・世界最大国内・楽天ユーザー中心
初期費用無料無料
ロイヤリティ70%(250〜1,250円)セレクト要35%(制限なし)70%(299〜100,000円)
45%(80〜298円)
独占縛りKDPセレクト加入時90日なし
対応ファイル形式epub / PDF / docxepub推奨
無料キャンペーンKDPセレクト登録時のみ3か月間で5日間恒常的に設定可能
読み放題サービスKindle UnlimitedKobo Plus
特集・セール申請限定的プロモーションタブから申請可
高単価販売(1,250円超)ロイヤリティ35%に下がる70%が継続適用
初心者向け度★★★★★★★★☆☆
マルチ展開のしやすさ★★☆☆☆★★★★★

KindleとKobo以外のプラットフォームとも比較したい方は、日本で使える電子書籍サービスを一覧で比較したこちらの記事をどうぞ。

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電子書籍プラットフォーム比較|KDPで15冊出版した著者が語るリアルな選び方
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初心者にはどちらがおすすめ?

結論から言います。

電子書籍出版が初めての方には、迷わずAmazon KDPをおすすめします。

理由はシンプルです。KDPはWordファイルのままアップロードできる手軽さ、Amazonの集客力、KDPセレクトの販促ツールと、初心者が「まず1冊出版して読者に届ける」ために必要なものが全部揃っています。楽天Koboは悪いサービスではありませんが、epub変換の手間やプロモーション力の差を考えると、最初の一歩として選ぶ理由が見当たりません。

ただし、状況によって答えは変わります。自分がどのパターンに当てはまるか確認してみてください。

【パターン別】あなたに向いているのはどっち?

① まだ1冊も出版したことがない → KDP一択

まずはKDPで出版の流れを覚えることに集中してください。原稿の作り方・表紙デザイン・KDP登録・KDPセレクトの使い方を一通り経験してから、次のステップを考えれば十分です。複数プラットフォームの管理は、慣れてからで遅くありません。

② KDPで数冊出版済み・ランキング戦略より長期販売を重視したい → 楽天Kobo展開を検討

KDPセレクトの90日縛りが終わったタイミングで、楽天Koboへの並行展開を検討する価値があります。特に1,250円を超える価格設定で販売したい場合は、楽天Koboの印税率設計が有利になります。

③ ビジネス書・専門書など高単価で販売したい → 楽天Kobo併用が有効

KDPの70%ロイヤリティは1,250円までが上限です。それを超える価格設定ではロイヤリティが35%に下がります。楽天Koboなら299円〜100,000円の範囲で独占縛りなし・一律70%が適用されるため、高単価戦略との相性が良いです。

④ シリーズもので読者を集めたい → 楽天Koboの無料設定が使える

楽天Koboは1巻目を恒常的に無料設定できます。KDPでは通常できないこの戦略は、シリーズ物で読者を増やしたい方にとって魅力的な選択肢です。

迷ったときの判断基準

複雑に考える必要はありません。次の2つの質問に答えるだけで判断できます。

Q1. まだKDPで出版したことがないか、出版冊数が少ない? → YES → KDPに集中

Q2. KDPセレクトの90日が終わった本がある、または1,250円超の高単価で売りたい? → YES → 楽天Kobo展開を検討する価値あり

私の正直な意見

50代で出版を始めた私が今振り返って思うのは、「最初からあれこれ広げなくてよかった」ということです。KDP一本に絞って仕組みを覚え、14冊連続新着1位という実績を作れたのは、余計なことに手を出さず集中できたからだと感じています。

プラットフォームは増やせます。でも集中して積み上げた実績と経験は、後から何倍にもなって活きてきます。まずは一冊、KDPで出版してみてください。

楽天Kobo以外のプラットフォームも気になる方へ。

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最後に

電子書籍出版において「どのプラットフォームを選ぶか」は、スタート時点では実はそれほど重要ではありません。それよりも大切なのは、まず1冊書いて出版するという行動です。

プラットフォームの最適化は、出版経験を積んでからでも十分間に合います。私自身、50代でゼロから始めて途中10か月のブランクがあったけれど、15冊出版できたのは、難しく考えずにまずできる時に動いたからです。

この記事が、あなたの電子書籍出版の第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

 

📖Kindle出版の始め方をもっと詳しく知りたい方はこちら

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