いま制作中のUdemy講座「MemberPay×AI仕組化講座」。
リリースまでの流れをシリーズでお届けしています。前回は「なぜこのテーマを選んだのか」をお話ししました。今回はシリーズ2回目、制作の裏側です。
先に結論からお伝えします。
この講座のセクション3だけ、3回以上撮り直しました。原因は、AIが教えてくれた情報が古かったことです。
「AIで講座を作っているのに、AIのせいで撮り直し?」と思われるかもしれません。でも、この経験から、AIとの付き合い方について大切な気づきがありました。今日はそのお話です。
セクション3は「Canva AIの画像処理機能」を紹介するパート
講座のセクション3は、Canva AIを使ってできる機能を紹介するパートです。
実は、セクション1と2はほとんど作り直しをしていません。一般的な内容が中心なので、AIが出してくれた情報に大きな間違いはありませんでした。
つまり、AIの情報がすべて間違っていたわけではないんです。
つまずいたのは「Canvaの機能」という、変化の激しい部分でした。
AIが出してきた講座の骨組み
講座の骨組みを考えるとき、AIにレクチャーの構成案を出してもらいました。
そのときの提案がこちらです。
📌 画像をゼロから作る(Magic Media)
📌 見出しボタンを量産する(Bulk Create)
📌 生成した画像を仕上げる(マジック加工・AI背景生成)
📌 画像から文字を切り離す(マジックレイヤー)
一見、とてもよくまとまっていますよね。
私もこの提案をもとに、最初の収録を進めました。
実際に操作してわかった「今の名前」
ところが、Canvaを実際に操作しながら撮影していると、画面の表示と説明が合わないんです。
調べてみると、こうなっていました。
| AIの提案 | 2026年9月時点の実際 |
|---|---|
| Magic Media | マジック生成 |
| Bulk Create | 一括生成(Bulk Createは英語圏での表記) |
| AI背景生成 | 背景生成 |
| マジックレイヤー(画像から文字を切り離す) | 機能は今もあるが、「文字の入ったアート(素材)を分解する」という説明が正確 |
4つのうち、ほとんどの項目で名前や説明がずれていたんです。
最初の提案どおりに作った収録は、名称の違う部分が多く、結局セクション3は3回以上撮り直すことになりました。

別のAIで確認しても、やはり違っていた
「もしかしたら間違っているかも」と思い、その内容をGoogleのAIやチャットGPTに貼り付けて確認してみました。
ところが、不思議なことに、これらのAIも違った形で、間違っていたんです。AIが拾ってきた情報は昔のものだったということと、Canvaのヘルプには一部分にその名称が今でも残っているからのようです。
では、なぜ間違いに気づけたのか。
それは、Canvaを実際に操作している最中でした。
AIに何度聞いても気づけなかったことが、自分の手で触った瞬間にわかった。
使うアプリは、何度も自分で使ってみて、はじめてAIの情報が事実かどうか判断できるのだと実感しました。

AIは、Web上にある過去の情報をもとに答えを組み立てます。
そしてWeb上には、いつの情報なのかわからないまま残っているものがたくさんあります。
なぜこういうことが起きるのか
Canvaのように機能のアップデートが頻繁なアプリほど、古い名前や以前の説明を拾ってきてしまいやすいんですね。
そこで講座では、説明の中に「202年9月時点での機能は」という表記をしっかり入れました。
今後また名前が変わる可能性もあるので、受講される方が混乱しないようにするためです。
AIは「強いところ」を活かして使う
今回の経験で、改めてAIの得意・不得意がはっきりしました。
AIは、情報収集の機能がとても優れています。
ただ、情報がいつのものかわからないままWebに残っているため、間違えることもあります。だから、特に新しい情報は、自分で都度調べる必要があります。
一方で、正しい情報をもとにした構成の組み立て方や、文脈を読み取る力は、AIはとても優れています。
講座の流れを考えたり、説明の順番を整えたりする場面では、本当に頼りになる存在です。
AIの強いところを活かして、弱いところは人間が補強して使う。
これが、今の私が考えるベストな使い方です。

次回予告
次回は、シリーズ3回目「リリース前の気づき」をお届けする予定です。
みなさんは、AIの答えをそのまま使って困ったことはありますか?
よかったら、あなたの経験も聞かせてくださいね。


