仕組み化に取り組み始めて、丸2年が経ちました。
これまでは、決済ツールの導入で生まれた時間や、やめたことなど、主に「作業時間」の面からこの2年を振り返ってきました。
今回はこのテーマのシリーズのまとめとして、少し視点を変えてみます。仕組み化によって、受講者の方と私自身の暮らしがどう変わったのか。「人」と「暮らし」の変化を中心に振り返ってみたいと思います。
仕組み化を始めたきっかけ
仕組み化を始める前、私はマンツーマンで指導をしていました。一人ひとりに寄り添える良さはありましたが、続けるうちに限界も見えてきました。
ひとつは、受講者の方と時間が合わないことです。お仕事や家庭の都合がある方も多く、予定を合わせるだけでも一苦労でした。もうひとつは、私ひとりで対応できる人数に限りがあることです。
大きな転機になったのは、大阪から東京への移住でした。生活が大きく変わるこのタイミングで、指導の方法を根本から見直すことにしたのです。
正直なところ、仕組みを作るには時間も手間もかかります。それでも、根本から変えなければ「時間が合わない」という問題はいつまでもなくならない。そう考えて、腹をくくりました。
答えのひとつが、動画講座でした。動画で学んでいただく形にすれば、受講者の方は好きな時間に学べますし、私も自分のペースで準備やサポートができます。お互いの時間に融通がきくようになったのです。
最初に手をかけた分は、あとから十分に取り戻せる。そう信じて、ブログやSNSからの導線づくりと並行しながら、商品制作に力を注いできました。
この2年で整えた仕組み
この2年で整えてきた仕組みを、簡単にまとめておきます。
- 教材の動画化:Udemy講座5本、自社講座は小さな講座も含めて9つ(2026年10月時点)
- 決済と受け渡し:MemberPay(簡易HPと決済LP)とCyfons(ステップメール)を導入
- ブログからステップメールへの流れ:記事を読んでくださった方を、メールでの継続的なご案内へつなぐ形に
- SNS・ブログの予約投稿:まとめて準備し、決まったペースで発信

決済ツールの導入で生まれた時間については、こちらで詳しく書いています。
▶決済ツールを入れて変わった、契約書作成2時間が5分になった話
予約投稿など、作業面で「やめたこと」については、こちらで紹介しています。
受講者側で変わったこと
仕組み化していちばん変わったのは、受講者の方の学び方です。
マンツーマンのころは、お互いの予定を合わせることが前提でした。今は動画講座になったことで、受講者の方が自分の都合のよい時間に学べるようになりました。家事の合間や夜の落ち着いた時間など、それぞれの生活のリズムに合わせて進めていただけます。
もうひとつ大きいのは、「待たせる」ことが減ったことです。以前は、お申し込みをいただいてから教材をお渡しするまでに、どうしても私の手が空くのを待っていただく時間がありました。今は購入後すぐに教材が届くので、「学びたい」と思ったその気持ちのまま始めていただけます。
一方で、マンツーマンだからこそ伝わっていたこともあったと思います。画面越しに表情を見ながら、つまずいているところに気づいてすぐ声をかけられる。そうした細やかなやり取りは、動画だけではなかなか代わりがききません。
だからこそ、仕組みの中にも「人の手」が届く部分を残しておきたいと考えるようになりました。

私の暮らしで変わったこと
私自身の暮らしにも変化がありました。
いちばん大きいのは、太極拳やウォーキングを日常に組み込めるようになったことです。以前は、受講者の方との予定や対応に合わせて一日が埋まっていき、自分の体を動かす時間は後回しになりがちでした。
今は、仕事の時間を自分で組み立てられるようになったので、体を整える時間もきちんと確保できています。
仕組み化しても、手放さなかったこと
前回の記事では「やめたこと」を紹介しましたが、反対に、仕組み化しても手放さなかったこともあります。
ひとつは、発信の言葉づかいです。AIにたたき台を作ってもらうことは増えましたが、最後は必ず自分の言葉に直しています。大げさな表現や煽るような言い回しは使わない。ここは、どれだけ効率化しても譲れない部分です。
もうひとつは、自分の目で見る仕上げです。講座の資料も、ブログの記事も、SNSの画像も、公開する前には必ず自分で確認しています。
仕組み化というと「全部を自動にすること」と思われがちです。でも私は、自動にする部分と、あえて自分の手で行う部分を分けることこそが、仕組み化の大事なところだと感じています。手放したことがあるからこそ、手放さなかったことに時間をかけられるのだと思います。

それでも残っている課題
もちろん、すべてがうまくいっているわけではありません。
まだ課題として残っているのは、リプ活です。毎日続けたいと思いながら、なかなか毎日はできていないのが正直なところです。
▶ 目標達成度31%の記事目標達成度31%――全力でも「できていない」ことはある、正直な現在地タイトル
一方で、インデックスされていなかったブログ記事のリライトは、9月にほぼ完成しました。長く気になっていた課題がひとつ片付き、少し肩の荷が下りた気持ちです。
まとめ
この2年を振り返ると、決して完璧ではありません。それでも、淡々と積み上げてきた2年間だったと思います。
積み上げるほどに、手放せなくなる。今まさにそれを実感している毎日です。動画講座も、ブログの記事も、整えてきた仕組みも、一つひとつが私の大切な財産になりました。
歩みはゆっくりでも、日々確実に力がついてきた。そう感じています。


