Kindleで本を出したことがあると、「Google Playブックスも同じような流れでしょう」と思いがちです。私もそうでした。
ところが実際に登録してみると、流れは似ていても、つまずくところが少しずつちがいます。私は「審査待ち」の表示を見て安心してしまい、公開ボタンを押さないまま約3週間待っていました。
この記事では、Google Playブックスで本を出すまでの流れを、最初から最後まで1枚の地図のようにまとめます。細かい画面の操作より、「いま全体のどこにいるのか」がわかることを大切にしました。
<この記事の3つのポイント>
・登録は「アカウント」「お金の設定」「本の登録」「公開後の確認」の4段階
・Kindleとのちがいは「価格は税別で入力」「著者名は別の欄」「公開ボタンは自分で押す」
・「審査待ち」の表示だけでは、手続きが終わったかどうかは判断できない
1 Google Playブックスに本を出すまでの全体像
最初に、全体の流れを見ておきます。
パートナーセンターに登録する
お金の受け取りの設定をする
本を登録する(4つの手順)
公開して、審査とストアの表示を確認する
パートナーセンターは、出版する人が本を登録したり売上を見たりする管理画面です。KindleでいうKDPの管理画面にあたります。
1と2は最初の1回だけです。2冊目からは、3と4をくり返すだけになります。
2 ステップ1|パートナーセンターに登録する
Googleアカウントでサインインする
Google Playブックスのパートナーセンターに、ふだん使っているGoogleアカウントでサインインします。アカウントの情報と連絡先を入れ、利用規約に同意すれば登録は完了です。
Googleのヘルプによると、設定が反映されるまでには、通常1日ほどかかるそうです。
…Kindleで出した本を登録するときの注意
Kindleで出版済みの本をGoogle Playブックスでも売りたいときは、「KDPセレクト」に入っていないかを先に確認しましょう。KDPセレクトは、Kindle Unlimited(読み放題)で読まれる代わりに、Amazonだけで売ることを約束する仕組みです。
私が登録したのは、15冊の中でいちばん評価の高かった1冊です。KDPセレクトはすでに解約していたので、問題なく登録できました。
3 ステップ2|お金の受け取りの設定をする
Kindleでも口座や税金の情報を入れましたよね。Google Playブックスでも同じように、次のような設定が必要です。
…お支払いプロファイルと銀行口座
お支払いプロファイルは、Googleから売上を受け取るための「受取人の情報」です。住所などを登録したら、そこに売上を振り込んでもらう銀行口座をひもづけます。
口座の確認に数日かかることもありますが、確認中でも販売はできるそうです。
…税務情報
アメリカを含む国で販売するには、税務情報の提出が必要です。出していないと、支払いが保留されることがあります。
Kindleで同じような手続きをしたことがあれば、そのときの記憶が役に立ちます。入力は画面の案内に沿って進めてください。
…販売地域
どの国で売るかの設定です。私は、全世界を意味する「WORLD」のままにしました。
※ステップ2の内容は、執筆時点のGoogle公式ヘルプをもとにしています。画面の名前は変わることがあります。
4 ステップ3|本を登録する4つの手順
本の登録は、画面の左側に並んでいる4つの手順で進めます。
書籍情報(タイトル・説明文・著者名など)
コンテンツ(本文のEPUBファイルと表紙)
価格設定
確認
EPUBは、電子書籍でよく使われるファイル形式です。
それぞれの画面の操作は、こちらの記事で画面の文言も含めてくわしく書いています。
ここでは、Kindleとちがって迷いやすい3つだけ取り上げます。
…著者名は「寄与者」の欄から入れる
書籍情報には「寄与者」という欄があり、著者名はここから追加します。出版社の欄に名前を入れても、著者としては登録されません。
私は確認画面で、著者の欄が空白になっていることに気づきました。
…価格は「税別」で入力される
Kindleと同じ780円と入力したところ、日本での販売価格は858円になっていました。入力した金額に、消費税10%が上乗せされるようです。
Kindleと同じ値段にそろえたかったので、最終的に709円に直しました。価格を入れると下に「実効価格」の表が出るので、日本の価格を必ず確認してください。
…表紙はKindleと同じものでよい
表紙はKindleと同じものを使えます。私はペンネームの表記だけを変えたかったので、Canvaで文字の部分だけを直しました。
5 ステップ4|公開して、審査とストアを確認する
…最後に「公開」を自分で押す
4つの手順が終わったら、確認画面で「公開」を押します。「完了」の画面が出れば、手続きは終わりです。
ここがいちばん大事なところです。書籍情報を入れた時点でも「審査をお待ちください」という案内が出ますが、これはアカウント全体の状態を表しているだけでした。本の手続きが終わったという意味ではありません。
左のメニューで、赤い「!」マークが残っている手順がないかも確かめましょう。
…公開したあとの審査
公開ボタンを押した翌日、お知らせが「審査には30日ほどかかります」という内容に変わりました。ここからが、本当の審査だったよう
審査の結果は、メールでお知らせがくると思い込んでたが、なかなかメールに結果が繁栄されていませんでした。それもそのはず、Kindleと違って、Mailのお知らせがない仕組みだったからです。
販売が始まるまでにかかった日数は、おそらく一ヶ月ほどだったと推測します。だ結果が出ていなければ「執筆時点では、まだ結果を待っています。わかったらこのブログでお知らせします」に差し替えてOKです。
…ストアで表示を確かめる
販売が始まったら、Google Playのストアで自分の本を検索してみましょう。著者名・価格・表紙が思ったとおりに表示されているかを確かめれば、ひと区切りです。
6 まとめ|「いま、どの段階か」がわかれば迷わない
Google Playブックスで本を出す流れは、次の4段階です。
・パートナーセンターに登録する
・お金の受け取りを設定する
・本を4つの手順で登録する
・公開ボタンを押して、審査を待つ
一つひとつの作業は、Kindle出版を経験した方なら難しくありません。迷いやすいのは、「自分の手続きがどこまで進んでいるのか」が画面から読み取りにくいところです。
この記事の流れを手元に置いて、ひとつずつ印をつけながら進めてみてください。
Kindleとどう使い分けるか迷っている方は、こちらの記事もどうぞ
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