・Udemyのテスト動画提出で実際に起きた、タイトルの規約エラーとその対処法
・講座構成を固めた後でも起こりがちな、4つの見落としポイント
・見落としに気づいたときに慌てず軌道修正するための考え方
Udemy講座のテスト動画を提出したその日、まさかタイトルの一語でエラーが出るとは思っていませんでした。今回は、そのエラーの正体と翌日の結果、そして講座制作の中で見えてきた4つの見落としポイントを、実体験ベースでまとめます。これから講座づくりに挑戦する方の、遠回り防止に少しでも役立てば嬉しいです。
テスト動画を提出したその日、まさかタイトルの一語でエラーが出るとは思っていませんでした。
Udemy講座の1本目、2本目と経験を積んできて、今回で3本目。正直、動画制作にも講座設計にも、それなりに慣れてきたつもりでいました。だからこそ、最初のつまずきが「動画の内容」ではなく「タイトルの一言」だったことに、拍子抜けするような、それでいて妙に焦る感覚があったのを覚えています。
Udemyには、リリース前に テスト動画提出をして 「ビデオ制作、オーディオ制作、話し方と立ち振る舞い」をチェックしてもらえる機能があります。2作目からテスト動画提出を実行していますが、今回制作中の動画でセクション1-1のテスト動画を提出したのは、ある日の作業の締めくくりでした。仮テーマとして設定していたタイトルには、当然のように「Udemy」という単語が入っていました。自分が作っているのはUdemy講座なのだから、タイトルにUdemyと入れるのは自然なことです。何も疑わず提出ボタンを押しました。
ところが、返ってきたのはエラーメッセージ。
「え、どうして?」というのが最初の反応でした。動画のクオリティに問題があったのか、それとも音声か、画質か——頭の中で可能性を一つひとつ潰していきましたが、エラーの内容をよく読むと、原因は全く別のところにありました。
「Udemy」という単語を含むタイトルは、(非公式)という表記を入れなければならないというルールがあるようで、実は今回のタイトルにも(非公式)というワードはきちんと入れていました。それなのに、エラーは解消されませんでした。

「非公式は入れているのに、なぜ?」——「そんなところ?」と拍子抜けすると同時に、「えっ、どうして何度もエラーが出るの?」という戸惑いもありました。一度で終わればまだ納得できますが、原因がわからないまま同じような結果が返ってくると、「自分の設定のどこかが間違っているのでは」という不安の方が先に立ってしまうものです。作業の手を止めて、何が悪いのかを一つずつ確認していく時間は、正直なところ心臓に良くありませんでした。
よく調べてみると、原因は「(非公式)の付け方」ではなく、そもそもテスト動画の段階では「Udemy」というワード自体を使ってはいけないということでした。(非公式)を付けていれば正式リリース時のタイトルとしては問題なくても、テスト提出の仮タイトルの時点では、Udemyという単語そのものが規約に引っかかっていたのです。
原因がわかってからの対応は早かったです。仮テーマのタイトルに入っていた「Udemy」の部分を、いったん「動画」に差し替えて再提出。「講座づくりに時間がかかりすぎるあなたへ 初心者向け・動画講座の設計図の作り方(非公式)」というテーマに変えて、まずは規約に触れない形に直すことを優先しました。
そして翌日。
テスト結果は良好。あっけないほどすんなりと、次のステップに進むことができました。
振り返ってみると、この一件で得た学びはとてもシンプルです。知らなければ、そこで作業が止まる。でも、知ってさえいれば、直すこと自体は一瞬で終わる。タイトルに使えない単語がある、使うなら(非公式)と明示する必要がある。しかしテスト動画の段階では、とにかくUdemyなど規約にひっかかる単語は使わず、仮のタイトルで通す——このルールさえ最初から知っていれば、あの数分の焦りは必要なかったはずです。
タイトルの一件は、規約さえ知っていればすぐに解決できるものでした。でも講座づくりを進めていく中で、こうした「知らなかったから止まる」瞬間は、実はこれだけではありませんでした。まだまだ経験不足を感じた一件でした。ここからは、今回の制作で実際に見落としていた4つのポイントを、チェックリスト形式で振り返ってみます。

① 構成を固めたはずなのに、スライド段階で項目が増える
最終的な構成を確定させ、いよいよスライドの下書きに進んだ後になって、「あれ、この項目が抜けている」と気づき、スライドを追加する必要が出てきました。構成表の上では完璧に見えていても、実際にスライドという形に落とし込んでみて「ポイント」と「ナレーション」が合っているか確認して、スライドやレクチャー前後の流れが合っているかを冷静にみてから 初めて見える抜けは、どうしても出てきます。構成を固めた段階で安心せず、スライド化の途中でも見直す時間を最初から想定しておくと、慌てずに済みます。何事も余裕が必要だということを痛感した体験でした。
② セクションごとに作った内容が、後から見ると繋がっていない
各セクションの実演素材を、その回ごとに集中して作っていったのですが、後で通して見返すと、あるセクションで示した内容が次のセクションで唐突に登場してたり、必要な項目が抜けていたりしていたことに気づきました。1つずつのセクションは集中して丁寧に作っていても、全体を通して読んだときの「話の繋がり」は、意識して見返さないと抜け落ちてしまってたんです。

③ セクションの「順序」自体が、実は逆だった
さらに見返していく中で、あるセクションが、実はその次のセクションで作る内容を前提にしている——つまり順番が逆になっていることに気づきました。作っている最中はなかなか気づけないポイントですが、通しで確認する工程を入れておくことの大切さを実感しました。
こうした「AIとのやり取りの中で構成のズレに気づいていくプロセス」については、以前の記事で詳しく書いています。手抜きなプロンプトを投げると、AIがどう不適切な回答で逃げるのか、実際のやり取りを交えて紹介しているので、よければ合わせてご覧ください。
④ 装飾に時間をかけすぎて、肝心の「伝わりやすさ」が後回しになる
シンプルなスライドを基本にしているのですが、文字だけのスライドだからこそ、逆にメリハリが必要になります。文字の大きさを3種類くらい使い分けるだけでも、受講生の目には格段に見やすくなる——そう気づいて調整を始めたものの、これが思った以上に手間のかかる作業でした。
「伝わりやすさのための工夫のはずが、いつの間にか装飾そのものに時間を取られている」——そんな感覚に何度もなりました。スライドの見た目を整えることに気を取られすぎると、本来一番大事な「内容がきちんと伝わるか」の方がおろそかになってしまいます。今回、3本目の講座を作る中で制作フロー自体も少しずつ変化してきたのですが、その詳しい経緯は3本目にして変わった、私の教材制作フローにまとめています。
こうして振り返ってみると、見落としそのものをゼロにするのは、正直かなり難しいと感じています。それよりも、見落としに気づいたときに、すぐに軌道修正できるかどうかの方が、実は大事なのかもしれません。タイトルのエラーも、構成のズレも、気づいた瞬間は「え、どうしよう」と焦りますが、対応自体はどれも、思っていたよりずっとシンプルでした。
今回の経験を詰め込んだ講座は、もうすぐリリース予定です。Udemy講座とKindle出版、それぞれの違いについてはUdemy講座を出すメリットとKindle出版との違い|50代が両方やってみてわかったことでも書いているので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。



