Udemy講座を出すメリットとKindle出版との違い|50代が両方やってみてわかったこと 

Udemy講座のメリットとKindle出版との違い仕組み化Design
  • Kindle出版とUdemy講座は収益の仕組みがまったく異なる
  • Udemyは「どこ経由で売れたか」で還元率が96〜97%にも37%にもなる
  • 収益だけでなく「権威性」や「制作時間」にも明確な違いがある

7月7日にUdemyの2作目講座をリリースし(リリース前の告知記事はこちら)、おかげさまで順調にスタートを切ることができました。  Kindle出版とUdemy講座、どちらも一人でコツコツ取り組んできましたが、実際にやってみると収益の仕組みも、得られる手応えもまったく違うものだと感じています。「どちらから始めればいいの?」「両方やる意味はあるの?」そんな疑問を持つ方に向けて、実体験をもとに違いを整理してみたいと思います。

① 収益の仕組みの違い

まず大きく違うのが、収益が発生する仕組みです。

Kindle出版の場合、KDPセレクトに登録すると、読者に読まれたページ数(KENP)に応じて印税が入ってきます。Kindle Unlimitedの会員でない方が購入した場合は、あらかじめ設定した金額に対しての指定ロイヤリティが収益になります。つまり「読まれた分」「買われた分」がそのまま数字として積み上がっていくイメージです。

一方Udemyは、講座1本あたりの価格を上限27,800円の範囲で自由に設定できます。ただし実際には、Udemyの大型セール期間中には実質1,500円以下まで値下がりすることも珍しくありません。ここだけ見ると「安売りされて損では?」と思われるかもしれませんが、実はもう一つ重要なポイントがあります。

それが「どこ経由で購入されたか」による還元率の違いです。自分のSNSやブログ経由(クーポン利用)で購入された場合、売上の96〜97%が還元されます。しかしUdemyのプラットフォーム内検索や広告経由で売れた場合は、還元率が37%まで下がってしまいます。

この差はかなり大きいので、Udemyで収益を伸ばしたいなら「プラットフォーム任せにせず自分で集客する」ことが重要だと実感しています。とはいえ、Udemyの検索や広告経由で売れるということは、それだけ多くの人の目に触れているということでもあります。安く購入されたとしても、講座を必要としている人に届いている実感があり、そこには作った甲斐があると感じています。

② 権威性の違い

収益の仕組みと並んで、Kindle出版とUdemy講座では「得られる肩書き」にも違いがあります。

Kindle出版で得られるのは「著者」としての権威性です。自分の名前で一冊の本を出す、ということ自体に重みがあり、プロフィールに「Kindle著者」と書けることは、その後の活動全体への信頼につながっていきます。

一方Udemy講座で得られるのは「講師」としての権威性です。本を書くこととはまた違い、「人に教えられる立場である」ということを形にできるのがUdemyの強みだと感じています。

そしてUdemyには、Kindleとは違うもう一つの特徴があります。それは、もともと「何かを学びたい」という目的を持った人たちが集まっているプラットフォームだということです。ふらっと立ち寄った人が偶然手に取るKindle本とは違い、Udemyを訪れる人は最初から学ぶ意欲を持っています。

Udemy1作目がセール期間中に約1,300円で売れたことがありました。金額だけ見れば決して大きくはありませんが、この広い世界の中で、デビューしたてで実績もない私の講座を、あえて選んで受講してくれた人がいる。そう思うと、素直にとても嬉しかったのを覚えています。

振り返ってみると、私は20代の約10年間、塾講師関連の仕事をしていました。ずっと昔のことですが、当時は小学生から高校生まで幅広く教えていました。今回のUdemy講座は対象がまったく違い、日々忙しい中でも学びたいと思っている現代の大人たちです。それでも「教えて、誰かの役に立っている」という感覚は、あの頃と変わらず懐かしく、やりがいを感じています。

正直に言うと、著者という立場よりも、教える講師という立場の方が、自分にはしっくりきます。40代から50代にかけて得意としていた電話営業でも、実はトークスキルという「技術」を人に教えることが好きでした。形は塾講師、電話営業、そしてUdemy講師と変わってきましたが、根っこにあるのは「誰かに何かを教える」ことへの手応えなのだと、この講座を作りながら改めて感じています。

だからこそ、たとえセール期間で安く購入されたとしても、それは「学びたい人に、実際に届いた」ということ。金額の大小だけでは測れない手応えがあり、講師として講座を作った甲斐を感じられる部分だと思っています。

③ 制作にかかる時間

収益や権威性だけでなく、「実際にどれくらい時間がかかるか」も気になるところだと思います。ここも、KindleとUdemyでは事情が異なります。

Kindle出版は、AIを活用しても制作時間が内容によって大きく変わります。リサーチが必要なテーマなのか、すでに自分の中に知識やノウハウが蓄積されているテーマなのかで、執筆にかかる時間は変動します。AIはあくまで執筆を助けてくれる存在であり、「内容の中身」そのものにかかる時間は短縮しきれない部分がある、というのが実感です。

一方Udemyは、テンプレートを使う場合、実演部分以外は比較的スムーズにまとまります。スライドの構成やナレーション原稿など、フォーマットが決まっている部分はテンプレートに沿って進められるため、ゼロから組み立てるよりも格段に早く形になります。ただし、実際に画面録画をしながら操作を見せる「実演パート」は別で、ここは撮り直しや調整が発生しやすく、時間がかかりやすい部分です。

つまり、「決まった型に沿って作れる部分」はUdemyの方が時短しやすく、「中身の濃さが問われる部分」はKindleもUdemyも変わらず時間がかかる、という感覚があります(Udemy2作目の制作時間や費用の詳細はこちらの記事で)。 

「Udemy講座を一人で作るのにかかった時間と費用|実体験レポート」 

④ ネタの出しやすさ(バリエーション)

もう一つ、両者で大きく違うと感じているのが「ネタの出しやすさ」です。

Udemy講座は、チュートリアル形式のものであれば、かなりの本数を出せる可能性があります。「この操作方法を教える」「このツールの使い方を教える」というように、テーマを区切りやすいため、ひとつのジャンルの中でも複数の講座に分けて展開しやすいのが特徴です。

さらに面白いのは、必ずしも自分がその分野を完全に理解していなくても講座化できるという点です。調べてまとめた内容を、そのまま動画教材として形にすることも可能です(動画教材の作り方はこちらの記事で詳しく解説しています)。もちろん自分の経験や実績をベースにした講座の方が説得力は増しますが、「学びながらまとめる」というスタイルでも十分にコンテンツとして成立する、というのは実際にやってみて気づいたことでした。 

この「ネタの出しやすさ」は、継続的に講座を作っていく上で大きな強みになると感じています。

「AI×Canvaで動画教材を作る方法|50代が一人で作った手順を公開」

⑤ 宣伝面での共通点

ここまで違いを見てきましたが、実は共通している部分もあります。それが「SNS投稿での宣伝は、どちらにおいても効果がある」という点です。

KindleもUdemyも、それぞれのプラットフォーム自体に集客力はあります。存在そのものが宣伝になってくれる部分は確かにありますが、だからといって「出したら終わり」ではなく、自分のSNSやブログから発信することで、届く人の数も、還元される収益も変わってきます。特にUdemyは前述の通り還元率が経路によって大きく異なるため、プラットフォーム任せにしない姿勢が結果に直結すると感じています。

まとめ

Kindle出版とUdemy講座、それぞれに異なる収益の仕組み、権威性、制作時間、ネタの出しやすさがあることをお伝えしてきました。中でも私自身がいちばん実感したのが権威性の違いです。Kindleは「著者」、Udemyは「講師」——そして私自身、塾講師や営業トークを教えてきた経験から、講師という立場の方がしっくりきています。

  • 収益:Kindleは読まれた分・買われた分の積み上げ、Udemyは経路によって還元率が変動
  • 権威性:Kindleは「著者」、Udemyは「講師」——私自身は講師の立場の方がしっくりくる
  • 制作時間:Kindleは内容次第、Udemyはテンプレートで実演以外は時短可能
  • ネタの出しやすさ:Udemyはチュートリアル系で本数を出しやすい

どちらか一方ではなく、両方に取り組んできたからこそ見えてきた違いです。これから始める方は、まず自分がどちらの手応えを得たいかを考えてみるのも一つの視点かもしれません。

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