Kindle出版のテーマの決め方|最初の1冊は「小さく・役立つ」でいい理由


・1冊目は「狭いテーマ×1つの悩みを解決」で十分
・テーマは、自分が人に聞かれること・乗り越えたことから見つかる
・ブログ記事を育てて、本にまとめる道もある


「本を出す」と聞くと、何百ページもの大作を思い浮かべるかもしれません。
でも電子書籍の1冊目は、もっと小さくていいのです。

私も1冊目を書く前は、自分の特技がとくに見当たりませんでした。
本は書きたい。でも、何を書けばいいのかわからない。
書きたいけど書けない状態が続いていました。

この記事では、そんな私が1冊目のテーマを決めた方法と、そこから学んだことをお伝えします。
出版の手順そのものは、こちらの記事にまとめています。

最初の1冊は「小さく」ていい理由

電子書籍は、ページ数より「読んで役に立つか」

Kindle(Amazonの電子書籍)には、「何文字以上でないと出せない」という決まった下限はありません。

大切なのは、読者が知りたいことに答えているかどうか。
1つの悩みにしっかり答えていれば、薄い本でも十分に価値があります。

小さく出すと、完成までたどり着ける

私の1冊目は、22,770文字でした。
書き上げるまでに、約4か月かかりました。

出し終えたときの正直な気持ちは、「疲れた」です。

だからこそ、これから1冊目を書く方には、テーマを小さく絞ることをおすすめしたいのです。
大きなテーマを抱えると、完成が遠くなり、途中で止まりやすくなります。
まずは「出し切る」ことが、いちばんの経験になります。

1冊出すと、2冊目からの景色が変わる

1冊目を出したあと、数冊出す予定はありましたが、次のネタはまだ決まっていませんでした。

当時、私は6か月間の出版オンライン講座に入っていて、期間内に最低2冊出すことを目標にしていました。
2冊目を出したのは、1冊目から2か月後です。

1冊目に4か月、2冊目は2か月。
1冊を最後まで書いた経験が、次の1冊を後押ししてくれました。
その積み重ねで、今は15冊になっています。

1冊目を出したときのことは、こちらの記事でも振り返っています。

テーマが見つかる3つの問いかけ

「特技がない」と感じていても、テーマはたいてい、すでに自分の中にあります。
次の3つの問いに、1つずつ答えを書き出してみてください。紙1枚でできます。

① 人によく聞かれることは?

職場や家族、友人から「これ、どうやるの?」と聞かれること。
人が聞いてくるのは、あなたがそれを知っているからです。

② 自分が乗り越えて、「あのとき知りたかった」と思うことは?

苦労したこと、遠回りしたこと。
同じところで悩んでいる人にとって、あなたの経験は道しるべになります。

③ 毎日あたりまえにやっていて、人から「すごいね」と言われることは?

自分にとってはふつうのことほど、特技だと気づきにくいものです。
人から言われたひと言を、思い出してみてください。

私の場合、特技は見当たらなかったものの、仕事では成果が上がっていました。
それが、1冊目のテーマにつながりました。

テーマを「小さく・役立つ」形に絞るコツ

「誰の」「どんな悩みを」「どうする本か」を1文にする

テーマの候補が出たら、1文にまとめてみます。

例:「50代で初めてCanvaを触る人が、ブログの挿絵を1枚作れる本」

この1文が書ければ、本の軸が決まります。
書いている途中で迷ったときも、この1文に戻ればいいのです。

広すぎるテーマは、半分に切る

「営業のすべて」「Canvaの使い方」のように広いテーマは、半分に切ります。
「営業」なら「電話営業の話し方」、「Canva」なら「ブログの挿絵づくり」というように。
切るほど、読者がはっきりして、書く内容も見えてきます。

私の1冊目のテーマは、当時の仕事だったテレアポ(電話営業)の話法です。

13年以上続けてきた仕事なので、リアルな変化を見てもらえる気がしました。
最初から完ぺきにできる人はいません。
でも年数を積み重ねていくと、身について成果が出てくる。
そのことを、テレアポで悩んでいる人に向けて、役に立ち、励ませる内容として書きました。

その後の本も、テレアポや保険代理店の営業のこれから、Kindle本の構成の作り方、ChatGPTを使った集客の自動化など、どれも自分の仕事や経験から生まれたテーマです。

ブログ記事を育てて、本にまとめる方法

よく読まれる記事・反応のある記事が「本のタネ」になる

もうひとつの道が、ブログやSNSの発信から本を作る方法です。
よく読まれる記事や、コメントや反応が多い投稿は、「読者が知りたいこと」の証拠です。

関連する記事を集めて、章にしていく

同じテーマの記事がいくつかたまったら、それを集めて章にしていきます。
ブログで反応を確かめてから本にするので、テーマ選びの失敗が減ります。

正直に言うと、私自身はまだ、ブログの発信から本を作ったことはありません。
これまでの本は、すべて仕事や経験から書いてきました。

今はUdemy講座の制作に力を入れていますが、それが落ち着いたら、ブログ記事やSNSでの発信を本にするときがきっと来ると思っています。
ブログを続けている方は、ぜひこの道も覚えておいてください。

まとめ

・1冊目は「狭いテーマ×1つの悩みを解決」で十分
・テーマは、人に聞かれること・乗り越えたこと・あたりまえにやっていることから見つかる
・ブログ記事を育てて、本にまとめる道もある

大きなテーマで書こうとすると、ネタが見つからなくなってしまいます。
だからこそ、身近なことからネタを探して、本にしていくのがおすすめです。

たとえ小さなことでも、そこにはあなたの経験と独自性が入ります。
だから、決して誰かのまねをした内容にはなりません。

まずはテーマの候補を1つ、紙に書き出すところから始めてみてください。

なお、Kindle出版には「これで大きく稼げる」といった広告も多く見かけます。
惑わされないための視点は、こちらにまとめました。

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