・副業初期はMemberPayだけで十分――数分で商品ページが作れて審査も通りやすい
・売上が増えてきたら要注意――MemberPayの裏側はStripeのためBANリスクがある
・高額商品・売上拡大期はアナザーレーン・ユニバペイへの分散が最終的な正解
「副業で稼げるようになってきたら、決済ツールはどう変えればいいの?」
副業を始めたばかりのころは「とにかく動き出すこと」が最優先です。でも売上が少しずつ増えてくると、今度は「このままで大丈夫か」という不安が出てきます。
私もそうでした。MemberPayで販売を始めて、商品も増えて、少しずつ売上が積み上がってきた。そのタイミングで初めて「決済ツールの選び方を見直す必要があるかもしれない」と感じ始めました。
この記事では、
- 副業初期はなぜMemberPayだけで十分なのか
- 売上が増えてきたときに知っておくべきリスク
- 成長段階に合わせた決済ツールの分散方法と手数料の比較
を、実体験をもとにお伝えします。「次のステージを考え始めている」という方に、具体的な指針になれば嬉しいです。
① 初期ステージ:MemberPayだけで十分な理由
2023年当時、私がMemberPayを選んだ経緯
私がMemberPayに申し込んだのは2023年のことです。審査は当日〜2日で通過し、すぐに商品ページの作成を始めました。
当時驚いたのは、設定の手軽さです。商品名・価格・説明文・画像を入力するだけで、30分〜1時間で販売ページが完成しました。本格的なホームページを作る知識も時間もなかった私にとって、「簡易HPの代わりにもなる商品ページ」という機能は非常に助かりました。
当時は21万円の壁があった
ただ当時は、1商品あたりの販売上限が21万円程度という制限がありました。私が販売しようとしていたKindle出版マンツーマン指導は30万円以上の高額商品だったため、そのままでは登録できませんでした。
そこで当時は単品商品15万円・月謝制1万円コースという形で登録することにしました。月々1万円なら受講生も支払いやすいという判断もありました。
2024年以降は上限が撤廃された
その後2024年ころからMemberPayの販売上限は実質撤廃されました。現在は高額商品でも問題なく登録できます。
副業初期はシンプルに保つことが正解
売上規模がまだ小さい段階では、MemberPayひとつで十分です。理由は3つあります。
- 審査が通りやすく、すぐ動き出せる
- HPの代わりになる商品ページ機能がある
- 複数ツールを管理する手間がかからない
「まず動いている状態を作ること」が副業初期の最優先事項です。ツールを増やして管理が複雑になるより、MemberPayひとつで販売の仕組みを整える方が、エネルギーの使い方として正解です。

② 中級ステージ:MemberPayの構造的リスクを知る
MemberPayの裏側はStripe
売上が増えてきたタイミングで知っておくべき重要な事実があります。
MemberPayは日本企業(クラウドワークス系)が運営していますが、決済処理の裏側にStripeのインフラを使用しているとされています。
これが意味することは、「日本企業が作ったサービスでも、Stripeのグローバル基準によるAI判定が働く可能性がある」ということです。
高額商品が頻繁に売れ始めるとBANリスクが高まる
Stripeのシステムは、急激な売上増加を「不正取引の疑い」として自動検知します。特に以下のような状況でリスクが高まります。
・高額商品が頻繁に売れ始めたとき
・月商が急激に増加したとき
・無形コンテンツの売上が大きくなったとき
副業塾・ビジネスコンサル・オンラインサロンといった無形商材は、Stripe側のAIが「高リスク商材」と自動判定しやすいカテゴリです。
ただし急激な規模拡大でなければ現状で十分
数百万・数千万という規模の決済にならない限り、現状のMemberPayでも十分機能します。
私自身も現時点ではMemberPayを主軸に使い続けています。ただし売上が拡大してきたタイミングで、他のツールへの分散を準備しておくことが重要だと考えています。

③ 上級ステージ:アナザーレーン・ユニバペイへの分散
BANを回避するための2つの選択肢
MemberPayのBANリスクを回避するために検討したいのが、裏側まで日本基準で動いている決済ツールへの分散です。代表的なのがアナザーレーンとユニバペイです。
アナザーレーン
- 審査期間:最速2営業日
- 高額商品・無形コンテンツへの対応力が高い
- 月額固定費あり(要見積もり)
- 急ぎで導入したい方・高額商品を扱う方に向いている
ユニバペイ
- 審査期間:1週間〜1か月(厳しい審査だが安定性が高い)
- 一度通れば外資系AIのように理不尽に止められるリスクが低い
- 月額固定費あり(約1万円〜)
- 会員制ビジネスで会員数が増えてきた段階に向いている
美月の今後の方針
私自身の考えはこうです。
- 低額商品(数百円〜数千円)はMemberPayで継続
→ BANリスクが低く、管理がシンプル - 高額商品(数万円〜)は日本系決済へ移行
→ アナザーレーンまたはユニバペイを検討 - 会員制で月額収益が100人を超えてきたらユニバペイも本格検討
→ 手数料コストの最適化が必要になるタイミング - 洗練されたデザインを求めるならStripeを一部取り入れる
→ ただしBANリスクを理解したうえで使うことが前提

④ 手数料の徹底比較――成長段階で変わるお得なツール
各ツールの料金体系(2026年現在)
※トランザクション料とは1回の決済ごとにかかる固定料金です。低単価商品ほど影響が大きくなります。
| サービス名 | 初期・月額 | 決済手数料 | トランザクション料 |
| 会費ペイ | 無料 | 3.5% | 100円/件 |
| MemberPay | 無料 | 5.5% | 99円/件 |
| ユニバペイ | 約1万円〜/月 | 3.2〜3.5% | 数十円/件 |
| アナザーレーン | 要見積もり | 3.5〜7.0% | 月額・トランザクション料あり |
| Stripe(参考) | 無料 | 3.6% | なし |
各ツールの特徴と注意点
会費ペイ:低単価・定額ビジネスに最強
3.5%+100円/件という構造は、月謝など定額・低単価の商品に向いています。ただし500円の単発レッスンのような超低単価だと、100円/件の固定料金が重くなります。
MemberPay:機能豊富だが手数料はやや高め
5.5%+99円/件は他社より高めです。ただし99円/件を購入者負担に設定できる機能があります。売上が大きくなるにつれて5.5%がじわじわ利益を圧迫するため、拡大期には見直しが必要です。
ユニバペイ・アナザーレーン:高額商品・大きな売上に強い
月額固定費がかかる代わりに、決済手数料が3.2%〜と低めです。1件3万円・10万円といった高額商品を扱う場合、売上に対する手数料の割合を最も低く抑えられます。ただし売上がゼロの月でも月額費用が発生するため、副業初期には向きません。
売上規模別シミュレーション
月額1万円のオンラインサロン・会員20人(月売上20万円)の場合
| ツール | 計算式 | 月間手数料 |
| 会費ペイ | 20万×3.5%+100円×20件 | 9,000円 |
| MemberPay | 20万×5.5%+99円×20件 | 12,980円 |
| ユニバペイ | 固定1万円+20万×3.3% | 16,600円 |
この規模では会費ペイが最安です。
ただし単価5万円・会員100人(月売上500万円)になると
ユニバペイの方が手数料コストを大幅に抑えられます。売上規模が大きくなるほど、月額固定費を払ってでもプロ向け決済を使う方がお得になります。
⑤ 決済ツールは一本化よりリスク分散が正解
ひとつに依存するリスク
どんなに優れた決済ツールでも、ひとつだけに依存するのはリスクです。
- サービス側の都合でアカウントが停止される可能性がある
- 入金が数か月保留になると資金繰りに直結する
- 対応できる商品・価格帯に限界がある
副業初期はシンプルにMemberPayひとつで十分ですが、売上が増えてきたタイミングで分散を始めることが、事業を安定させる賢い選択です。
美月の結論:成長段階に合わせた3ステップ
STEP 1 副業スタート〜月商数十万円
MemberPayだけで十分。HPの代わりになる商品ページで審査も通りやすく、数分で販売開始できる。
STEP 2 高額商品が売れ始める・月商が急増してきた
アナザーレーン(最速2営業日)を追加。高額商品をアナザーレーンに移行し、MemberPayは低額商品専用にする。
STEP 3 会員制ビジネスで会員100人超・月商数百万円規模
ユニバペイへの移行を本格検討。手数料コストの最適化と、BANリスクの完全回避を両立する。
ステージ別おすすめツール早見表
| ステージ | 月商規模 | おすすめツール |
| 副業初期 | 〜数十万円 | MemberPayのみ |
| 成長期 | 数十万〜数百万円 | MemberPay+アナザーレーン |
| 拡大期 | 数百万円〜 | MemberPay+ユニバペイ |
| デザイン重視 | 問わず | MemberPay+Stripe(リスク理解のうえで) |
まず動き出すこと、そして成長に合わせてツールを育てていくこと。決済ツールの選び方もまた「仕組み化」のひとつです。
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