・決済ツールは「審査あり」が前提――HPやSNSがないと通らないことがある
・3つを比較して気づいた、初心者が最初に使うべきツールの条件
・50代・副業初心者でも、MemberPayなら商品販売ページをすぐ作れた理由
「決済ツール、何を使えばいいの?」
副業でデジタル商品を売ろうと思ったとき、最初にぶつかる壁のひとつが、この問いではないでしょうか。
私もそうでした。Kindle出版の講座を販売しようと決めたとき、「銀行振込でいいか」とも思いましたが、それでは自動化もできないし、受講生にとっても不便。何より、しっかりした決済の仕組みがあることが、講師としての信頼につながると感じていました。
そこから、MemberPay・Stripe・Squareの3つを実際に試し、審査を受け、結果として今はMemberPayを主軸に販売しています。
この記事では、
- なぜ3つも試すことになったのか
- 審査に落ちた体験も含めたリアルな比較
- 50代・副業初心者がMemberPayを選んだ理由
を、包み隠さずお伝えします。「決済ツール、どれにしようか迷っている」という方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
① なぜ決済ツールが必要になったか
銀行振込だけでは、時代遅れになると気づいた
Kindle出版の個別マンツーマン指導を始めるとき、支払い方法をどうするか、正直あまり深く考えていませんでした。「銀行振込でいいか」と思っていたくらいです。
でも、少し立ち止まって考えてみると、それではまずいと気づきました。
受講を申し込んでくれた方が、わざわざ銀行に行って振り込む。あるいはネットバンキングで手動で送金する。それって、今の時代のサービスとして、少し「手間をかけさせすぎ」ではないか、と。
しっかりとした決済の仕組みがある方が、講師としての信頼感も高まります。支払いがスムーズで安心できるサービスだという印象は、受講前から始まっているのだと思うようになりました。
支払い方法の「多様性」が必要だとわかった
もうひとつ気づいたのは、支払い方法の好みは人によってまったく違うということです。
クレジットカード払いが当たり前の方もいれば、カードを使いたくないという方もいます。コンビニ払いが安心という方、分割で支払いたいという方も。銀行振込だけでは、そういった多様なニーズに応えられません。
どこかの決済サービスを通せば、クレジットカード・コンビニ払い・PayPalなど、複数の支払い方法を一度に提供できます。受講生の「払いやすさ」が上がれば、申し込みのハードルも下がります。

「仕組み化」を目指すなら、決済の自動化は一丁目一番地
私のビジネスコンセプトは「仕組み化」です。一度作った仕組みが自分の代わりに動いてくれる、そういう状態を目指しています。
その視点から見ると、決済の自動化は最初に整えるべき仕組みのひとつです。
申し込みボタンをクリックして、支払いを選んで、確認メールが届いて、自動的に商品が届く。このフローが整っていれば、私がその場にいなくても販売が完結します。
銀行振込の場合、入金確認を手動でして、メールを返して……という作業が毎回発生します。1件2件なら問題ないかもしれませんが、仕組み化を目指すなら、そこは自動化しておくべきだと判断しました。
② 3つのツールを比較検討した理由
最初からMemberPayに絞らなかったわけ
「じゃあ最初からMemberPayにすればよかったんじゃないの?」と思われるかもしれません。でも当時の私には、そう簡単に絞れない理由がありました。
最初に候補として思い浮かんだのは、StripeとSquareでした。WebやFacebookの広告でもよく見かけていたし、知名度がある分、「信頼できそう」という印象があったのです。
それに、デザインが洗練されていて機能も豊富なサービスの方が、販売ページの見栄えもよくなるのでは、という考えもありました。見た目のクオリティも、信頼に直結すると思っていたからです。
MemberPayは日本国内のサービスで、「意外とあっさり審査に通る」という話を聞いていましたが、機能やデザインの面でStripeやSquareと比べると物足りなく感じていたのが正直なところです。
だから最初は「できれば洗練されたサービスを使いたい」という気持ちがあり、3つすべてに当たってみることにしたのです。
Stripe・Squareが候補に上がった背景
StripeとSquareはどちらも世界的に知名度の高い決済サービスです。
Stripeは特に開発者向けのイメージがありますが、最近はノーコードで使えるリンク決済機能(Stripe Link)も充実していて、個人事業主でも使いやすくなっています。手数料は国内主要カードで一律3.6%。
Squareは店舗向けのイメージが強いですが、オンライン決済にも対応しています。Facebookの広告でもよく見かけていて、「使っている人が多そう」という安心感がありました。

3つを比べてわかった、それぞれの特徴
実際に調べ、審査を受けてみて、3つの違いが明確になってきました。まずは比較表でご覧ください。
| 比較項目 | MemberPay | Stripe | Square |
| 決済手数料 | 月額定額プラン5.5%+99円/単発7.0%+99円 | 一律3.6% | 対面3.25%、オンライン3.6% |
| 月額利用料 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 審査期間 | 当日〜2日 | 数日(AI判断) | 〜3週間 |
| 出金タイミング | 月3回まで | 定期(週次等) | 月1回 |
| 商品ページ機能 | 超シンプル、SNS感覚で30秒作成 | 上級者向け(基本は開発)、Linkあり | 初心者向け、無料ECサイトを即作成 |
| 日本対応度 | 非常に高い(日本企業運営、特商法表記対応) | 普通(B2Bや開発者向け、サポートは日本語) | 高い(店舗・対面向け、電子マネー対応) |
| 無形コンテンツ審査 | 通りやすい(オンラインサロン・スキル販売向け) | 中程度(AI判断、無形でも可) | 厳しい(有形商品に強い) |
| 販売上限 | 販売上限:実質無制限(2024年以降上限撤廃) | 実質無制限 | 実質無制限 |
※2023年以前は単品21万円の上限がありましたが、2024年以降に撤廃されています。
以前あった販売上限は、今は撤廃されている
MemberPayにはかつて、1商品あたりの販売上限が21万円という制限がたしかありました。私が最初に導入を検討した2023年当時、35万円の高額商品を登録しようとしてできなかったのは、この制限が原因でした。
しかし2024年以降、利用者の急増とニーズの変化に伴い、この上限は実質撤廃されています。塾・コンサル・高額スクールなど数十万円の商品も問題なく登録できるようになりました。
なお公式からの正式なアナウンスはありませんでした。決済サービスは悪用防止の観点から、金額制限に関する変更を大々的に公表しない傾向があります。いわゆる「サイレントアップデート」として、システム上の制限だけが静かに解除されたかたちです。
現在の私の商品ラインナップはすべて問題なく登録できており、49,800円のZoom付きプレミアムコースも上限を気にすることなく販売できています。
⚠️ MemberPayの審査が通らないケースとは
「MemberPayは審査が通りやすい」とはいっても、どんな商品でも通るわけではありません。公式の取扱禁止規約とクレジットカード会社の基準により、以下のビジネスは審査落ち、または利用開始後でも停止になる可能性があります。
① 「稼げる系」の情報商材・投資勧誘
「誰でも月収100万円」といった誇大広告を伴うもの、FXや仮想通貨の自動売買ツール、高額な副業コンサルなど。消費者トラブル(チャージバック)のリスクが高いと判断されます。
② スピリチュアル・開運・占い系
科学的根拠のない「霊感商法」「絶対に運気が上がる講座」「高額な祈祷」などは審査を通過できません。
③ マルチ商法・MLM関連
ネットワークビジネスへの勧誘、またはそれに類する会員組織の月額費の決済。
逆に言えば、自分の経験やスキルを正直に伝えるコンテンツ販売・オンライン講座・デジタル教材は、MemberPayが最も親和性の高いカテゴリです。私のKindle出版マンツーマン指導も、この「スキル販売」として審査を通過しています。
ポイントをひとことで言うと
- MemberPay:審査が通りやすく、商品ページもすぐ作れる。販売上限あり(詳細は後の章で)。
- Stripe:手数料が安く機能も豊富。無形商品もAI判断で通ることが多い。ただし設定がやや複雑。
- Square:店舗・有形商品には強いが、無形コンテンツの審査はやや厳しく、HPの整備が必要。
3つともそれぞれ特徴が異なります。どれが合うかは、自分のビジネスの状態と商品内容によって変わってきます。実際に審査を受けてみてわかったことは、次のセクションでお伝えします。

③ 審査の実体験――Square落選→Stripe通過→MemberPay先に完成
まず「3つとも申し込んでみよう」と動き出した
比較表を頭に入れたうえで、私は3つすべてに審査を出してみることにしました。「どれが通るかわからないなら、全部試せばいい」という発想です。
審査に提出する基本情報は、3つともほぼ共通でした。
- 氏名・生年月日・住所・電話番号などの販売者情報
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
- 売上の振込先口座
- ホームページURLまたはSNSのURL
- 取扱商品・サービス内容の概要
私が提出した商品内容は「電子書籍出版コース(お月謝制)」。月額1万円で、最低4か月以上の継続を推奨する内容と、15万円までの単発商品です。月1万円という設定にしたのは、受講生が支払いやすい金額にしたかったからです。
ひとつ注意点として、StripeとSquareは英語圏のサービスなので、住所などの記入がローマ字になる場合があります。MemberPayは日本企業なので、すべて日本語で入力できて安心でした。
Square――HPも実績もない状態では、門は開かなかった
Squareへの申し込みで、最初の壁にぶつかりました。結果は落選です。
理由は2つあったと思っています。
ひとつは、私の商品が「無形コンテンツ」だったこと。Squareはもともと店舗向け・有形商品向けのサービスです。オンライン講座やデジタル教材といった無形コンテンツは、審査の目が厳しくなる傾向があります。
もうひとつは、ホームページという「実態の証明」がなかったこと。当時の私にはブログはあったものの、まだ整備が十分ではなく、「信用できる事業者かどうか」を証明するには弱かったのだと思います。Squareの審査はAIが最短当日で判断しますが、それだけに、提出できる情報の質が重要になります。

Stripe――MemberPayのLPをHPとして出したら、通った
Squareで落ちた後、次はStripeに挑戦しました。
Stripeの面白いところは、入力した瞬間にアカウントが開設されることです。ただしこれは「仮審査通過」の段階であり、本格的な目視審査は実際に高額な決済が動いた後に行われるようです。ある意味、最初は「使いながら審査される」という構造になっています。
StripeもAI判断が中心です。私の場合、MemberPayで作った販売LP(商品ページ)のURLをホームページとして提出したところ、審査が通りました。「事業の実態」を示すものがあれば、無形コンテンツでも通過できるというわけです。
ただし、Stripeで商品ページを自分で作ろうとすると、これがなかなか大変です。今の私なら対応できますが、当時の知識では、設定の複雑さに正直戸惑いました。手数料が安く機能が豊富なのは魅力なのですが、初心者がすぐに「販売できる状態」にするには、少しハードルがあります。
それでも「銀行振込だけは避けたい」という思いがあったので、Stripeが通ったことは素直に嬉しかったです。
MemberPay――審査は最もスムーズ、商品ページも先に完成した
実は3つの中で最初に「販売できる状態」になったのはMemberPayでした。
MemberPayはコンテンツ販売・オンラインサロン・スキル販売といった無形商品に親和性が高く、審査は当日〜2日で完了します。私の場合もスムーズに通過しました。
商品ページの作成もシンプルで、SNSに投稿するような感覚で30秒もあれば基本的なページが作れます。Stripeのように複雑な設定は不要で、「まず動かしたい」という初心者には圧倒的にやさしい設計です。
審査の提出内容は以下のとおりです。
| 提出項目 | 内容 |
| 販売者情報 | 氏名・生年月日・住所・電話番号(個人を選択) |
| 本人確認書類 | 運転免許証・マイナンバーカード・パスポートいずれか1点 |
| 振込先口座 | 本名名義の銀行口座 |
| ビジネス情報 | HPまたはSNSのURL、取扱商品の概要 |
私が提出したサービス概要は「電子書籍出版コース(お月謝制)」。SNSのURLも添えました。シンプルな内容でしたが、無形コンテンツとして問題なく受理されました。
なお販売上限については後の章で詳しく触れますが、現在の私の商品ラインナップでは問題なく対応できています。
④ MemberPayを主軸にした理由
正直に言うと、最初はStripeやSquareへの憧れがあった
MemberPayを主軸に選んだのは、最初から「これがベスト」と確信していたからではありません。正直に言うと、StripeやSquareの方が洗練されたイメージがあって、できればそちらを使いたいという気持ちがありました。
デザインが整っていて、機能も豊富で、世界中で使われているサービス。そういったプラットフォームで販売できる方が、見た目の信頼感も上がるのでは、という思いがあったのです。
だから最初は選択肢を広げようとしていました。
でも現実は、「使えるもの」から始めるしかなかった
ところが現実はそう簡単ではありませんでした。
当時の私にはブログの運営歴がまだ浅く、Squareの審査が求めるような「しっかりしたHP」という実態を示せる状態ではありませんでした。今はブログ運営歴1年半以上の実績がありますから、Squareの審査も問題なく通ると思います。でも当時は落選でした。
Stripeは審査が通りました。ただ、MemberPayですでに商品LPを作り終えていたのです。Stripeで同じように商品ページを一から設定し直すのは、当時の私にはハードルがありました。
結果として、「すでに動いている仕組みをそのまま使う」という判断をしました。それがMemberPayを主軸にした、最もシンプルな理由です。
手数料の差は気になるが、今は「安定」を優先
StripeやSquareの手数料が安いのは事実です。Stripeは一律3.6%、MemberPayの単発サービスは7.0%+99円ですから、販売件数が増えるほど差は開いていきます。
手数料の安さを理由にStripeを選択肢に入れたかったのも、正直なところです。
ただ今の段階では、「すでに動いている仕組みを安定させること」を優先しています。新しい決済ツールを追加するたびに、設定・テスト・管理の手間が増えます。副業初期は、シンプルに保つことの方が大切だと感じています。

今後はStripeも併用し、リスク分散を考えていく
とはいえ、ひとつの決済ツールだけに依存するのはリスクでもあります。
海外サービスの場合、突然アカウントが停止されたり、入金が保留になったりする事例が報告されています。MemberPayは日本企業が運営しているため、商品が売れ続けても突然凍結されるリスクは低いと感じています。その安心感は、主軸として選んでいる大きな理由のひとつです。
一方で将来的には、高額商品の販売やさらなる自動化を考えたとき、Stripeとの併用も視野に入れています。複数の決済手段を持つことはリスク分散にもなりますし、受講生の選択肢を広げることにもつながります。

今はMemberPayで基盤を固めて、次のステージでStripeを加えていく。そういうイメージを持っています。


⑤ 現状これで十分な理由・まとめ
「完璧なツール」より「今すぐ動かせるツール」が正解だった
副業を始めたばかりのころ、私は「もっと洗練されたサービスを使えば、もっと売れるのでは」と考えていました。でも実際に動かしてみてわかったのは、ツールの見た目より「まず動いていること」の方がはるかに大切だということです。
どんなに機能が豊富でデザインが美しいツールでも、設定に手間取って販売開始が遅れるなら本末転倒です。MemberPayは数分もあれば十分なLPが作れます。アカウント登録から商品ページの公開まで、最短30分という公式の案内は、誇張ではないと実感しています。
「まず売れる状態を作ること」。それが副業初期に最も重要なことだと、今は確信しています。
MemberPayのLPに「Canvaバナー」を加えて、洗練度を上げていく
正直に言うと、MemberPayの商品ページは少しシンプルすぎると感じる部分もあります。他のサービスと比べると、デザインの自由度という点では物足りなさを感じることもあります。
ただ、これは工夫次第でカバーできます。
私が今取り組んでいるのは、Canvaで作ったバナーやデザイン画像をLPの要所に差し込むという方法です。テキストだけのシンプルなページでも、バナー画像を適切な位置に入れるだけで、見た目の印象はぐっと変わります。
MemberPayのページ構成+Canvaのビジュアル、この組み合わせで「手軽さ」と「洗練さ」の両方を実現できると考えています。現在そのバナーを制作中で、完成したらLPに順次反映していく予定です。
今の商品ラインナップには、MemberPayで十分
現在販売している商品は以下の5つです。
| 商品 | 価格 | MemberPayでの対応 |
|---|---|---|
| 新着1位最短仕組 | 500円 | ◎ 問題なし |
| 新着1位全手順 | 980円 | ◎ 問題なし |
| 仕組み化スターターキット | 980円 | ◎ 問題なし |
| 仕組み化実践コース | 9,800円 | ◎ 問題なし |
| Kindle出版Zoom付きプレミアム | 49,800円 | ◎ 問題なし |
手数料の差は気になるところではありますが、副業初期は「管理をシンプルに保つこと」の方が大切です。複数の決済ツールを並行して使いこなすより、まずひとつで結果を出す方が、エネルギーの使い方として正解だと感じています。
まとめ――決済ツールに正解はない、でも「始め方」には正解がある
MemberPay・Stripe・Squareを3つ試してわかったのは、「どれが最高か」ではなく「自分の今の状態に合っているのはどれか」という視点が大切だということです。
副業初心者・デジタル商品販売・50代という私の条件では、今の段階でMemberPayを主軸にする選択は正しかったと思っています。
- 審査がスムーズで、数分でLPが作れる
- 日本企業運営で、アカウント凍結のリスクが低い
- Canvaバナーを組み合わせることで、デザイン面の弱点もカバーできる
そして将来、高額商品の販売が増えたり、売上規模が大きくなったりしたときには、Stripeとの併用も考えていきます。ひとつの決済に依存しないリスク分散は、ビジネスが成長したステージで意識すればいい話です。
まずは「動かすこと」。副業の仕組み化は、完璧を目指してから始めるのではなく、動かしながら整えていくものだと、この経験を通じて改めて感じています。



