この記事でお伝えすること
- スライド300枚・公開まで10か月かかった1本目の反省を、今回どう活かしているか
- 50代・60代の受講者に「伝わる」ようにするための言い換えや配慮の工夫
- リリース日にこだわりすぎないことで、かえって質を保てるという気づき
現在、MemberPayの操作チュートリアル講座を制作中です。6セクションのうち、もうすぐ3セクションが終わるところまで進みました。中盤に差しかかった今だからこそ見えてきた工夫があるので、記録もかねてまとめておこうと思います。
きっかけは、Udemy1本目の講座です。あのときはスライドが300枚を超え、完成してからも公開まで10か月かかりました。今回は同じ轍を踏まないように、と意識しながら制作を進めています。
スライド300枚の反省を、今回どう活かしているか
1本目でスライドが膨らみすぎて時間がかかった経験を振り返ると、当時は「装飾に凝ったスライドの方が、受講生も集中できるのでは」と思い込んでいました。だからこそ、1枚1枚のデザインに時間をかけていたんです。
でも振り返ってみると、凝ったスライドよりも、シンプルな画面でわかりやすいナレーションにした方が、講義に集中できるのかもしれない——そう考え方を変えました。
これは制作側・受講側の双方にメリットがあります。制作側は同じテンプレートを使い回せるので時間短縮になりますし、受講側はシンプルな画面でナレーションが頭に入りやすくなり、集中力もアップします。
今回、構成をAIと組み立てる中で、章立てはだいたい5章前後になることが多いのですが、内容によっては7章くらいまで膨らむこともあります。骨組みができたら、そこに情報を肉付けしていくのですが、スライド枚数は1レクチャーあたり3〜10枚以内、収録時間は5〜10分以内におさめる、というルールをこれからは決めて進めていこうと思います。
とはいえ、実際には3割くらいのレクチャーが10分を超えてしまいました。理想は5分前後です。次回からは7分を超えそうなときは、2つのレクチャーに分割しようと思っています。1レクチャーの時間が長くなると、受講生も途中で集中が切れてしまうと感じているからです。

「丁寧に作る」ことと「時間をかけすぎる」ことの違い
「丁寧に作る」ことと「時間をかけすぎる」ことの境界線をどこに引くか、というのも今回あらためて気づいたことです。
丁寧に作りたい気持ちはあっても、1枚のスライドに要素を盛り込みすぎると、見る側はどこを見ればいいのか分からなくなってしまいます。文字の大きさにメリハリをつけたシンプルなデザインの方が、結果的に「丁寧」に近づくのではないか、と今は考えています。
要素が多くなれば、当然制作にかかる時間も増えます。受講生の中には、まとまった時間を割けない忙しい方も多いはずです。だからこそ、できるだけ簡潔に、要点を押さえて進める講座を目指したいと思っています。
50代・60代の受講者に伝わる説明の仕方
このコースのターゲット層は50代・60代の女性です。操作解説動画をどこまで噛み砕けば伝わるか、というのは毎回悩むところです。
普段パソコンを使わない方は、年齢に関係なく基本操作に不慣れなことが多いものです。かといって基本の基本から解説すると、どうしても長くなってしまいます。そこでこのコースでは、シンプルに受講してもらうために、よく使う操作にしぼって解説することにしました。
正直なところ、パソコンは苦手だけれど、かなり凝った内容まで学びたい、という方もまれにいらっしゃいます。そういった場合は、他のマンツーマンコースの方が向いているかもしれません。「シンプルで最短を目指す」というこのコースの趣旨に合う方、基本操作がある程度わかる方に受けていただくのが一番だと思っています。
具体的な配慮としては、専門用語をできるだけ使わないようにしています。それでも使わざるを得ないときは、言い換えるようにしています。たとえば「サムネイル」は「スライド一覧」、「仕組化」は「収益までの導線設計」といった具合です。

かみ砕いた説明
右クリック・左クリックといった操作も、ナレーションで丁寧に伝えるようにしています。「対象の文字や図形をクリックして、四隅のひとつをつかみ、外側や内側にマウスをドラッグすると大きさを変更できます」というように、動作をひとつずつ言葉にしています。
MemberPayはシンプルなツールです。だからこそ逆に、「シンプルすぎて省略しがちな説明」に注意しています。たとえばAI文章はときどき主語が抜けることがあるので、そのまま台本に使うと「何のポイントなのか」が伝わりにくくなります。「〇〇なポイント」「スライドのポイントの表現」「読み上げる文章」など、何について話しているのかを一言添えるだけでも、聞き手の理解度は変わってくると感じています。

まとめ
6セクションのうち、もうすぐ3セクションが終わります。制作を進める中で、長すぎるレクチャーは間違いも発生しやすい、ということがわかってきました。それは、2回見直しても、連続作業だとどうしても集中力を欠いてしまうからだと思います。そのため、ある程度休日をはさんで、時間をおいてから見直すようにしています。基本操作がメインの講座なので、できるだけシンプルに進行できるよう意識しています。
完成に向けて、残りの工程でも意識していきたいことがあります。それは、リリース日を意識しすぎないことです。目標の日程を意識しすぎると、かえってミスが増えることもあると感じています。そのため、無理にタイトなスケジュールでは制作しないことにしました。リリース予定日は、あくまで予定です。今回は、後ろに倒すことも十分にあると考えています。焦らず、冷静に制作を進めていきたいと思います。


