・初心者に向いているのはどっち?
・自分のジャンルに合ったサービスはどれ?
電子書籍を出版したいけれど、サービス選びで迷ってしまう方は多いです。KindleとGooglePlayブックスはどちらも無料で出版できますが、得意なジャンルやロイヤリティの仕組みはそれぞれ異なります。14冊出版した経験から、初心者がサービスを選ぶときの判断基準をわかりやすく解説します。読み終えるころには、自分に合ったサービスがはっきりとわかるようになります。
Kindle vs Google Playブックス:特徴や違いをみてみよう。

Google Play ブックスとKindle 主要なジャンルの違い
Kindleとグーグルプレイブックスでのジャンルを比較する前にまず、どのジャンルで自分が出版をイメージしているか考えましょう。写真集、ビジネス本、自叙伝、絵本、漫画、学術専門書、漫画・・とジャンルも多いです。私は、体験ストーリーの入ったビジネス本を最初に出版しました。
この表からでもわかりますが、ビジネス本が強いのはkindleです。
| ジャンル | Google Play ブックス | Kindle (KDP) |
|---|---|---|
| ビジネス書・実用書 | ◯ 需要あり | ◎ 特に強い |
| 小説(一般・文芸・ライトノベル) | ◯ 取り扱いあり | ◎ Kindle Unlimitedでも人気 |
| 漫画・コミック | △ 少なめ | ◎ Kindleでの販売が主流 |
| BL(ボーイズラブ)・TL(ティーンズラブ) | ◯ 取り扱いあり | ◎ Kindleでの販売が多い |
| アダルト系 | △ 規制が厳しい(Googleのポリシーに準拠) | ◯ 許可されているが、表現規制あり |
| 写真集 | ◯ Google Play ブックスでも販売可能 | △ KDPは不向き(画像の多い本はEPUBが適さない) |
| 学術書・専門書 | ◎ 学校向けにも販売 | ◯ 一般向け専門書はあるが、学術書は少なめ |
| 児童書・絵本 | ◯ 需要あり | ◎ Kindle Unlimitedで読まれやすい |
| オーディオブック | ◎ Google Playのオーディオブックで販売可能 | △ KDPではオーディオブック販売不可(Audible経由が必要) |
<Googleplayブックスの特徴>
学術書・専門書に強い
- Google Playは大学・教育機関向けにも電子書籍を提供しているのが理由。
- PDFのアップロードが可能なので、図や表の多い書籍も扱いやすい。
写真集・ビジュアルブックに向いている
- PDF形式でアップロードできるのが理由。
- 画像主体の本はKDPよりGoogle Play ブックスの方が向いている。
Googleplayブックスでは オーディオブック販売が可能
- Kindleではオーディオブックを直接販売できない(Audible経由のみ)。
Googleplayブックスでは上記3ジャンルが強く他のジャンルでは取り扱いが不可になる可能性があります。
<Kindle(KDP)の特徴>
- 読者層が幅広く、レビューがつきやすい。
- 長編はKENP収益(開いたページに比例した利益)を得やすい。
Kindleでは、一部を除きほとんどのジャンル(実用書、小説、ビジネス書、漫画、絵本・・)に対応していると言えます。
ただし、PDFなど画像が多いもののフォトブックやレシピ本もあるが、文字が多い書籍がほとんどを占めています。
またkindleにはオーディオブック販売ができないので、アマゾンでオーディオブックをしたいのであれば、Audible経由で別途の製作が必要となります。
Google Play ブックスとKindle の出版手順
KindleとGoogleplayブックスで出版手順の比較をしてみましょう。
| Google Play ブックス | Kindle (KDP) | |
|---|---|---|
| 原稿ファイル | EPUB、PDF | EPUB、KPF(Kindle専用)、DOCX |
| 表紙 | 必須(JPEG、PNG) | 必須(JPEG、TIFF) |
| ISBN | 不要(ただし、持っている場合は入力可能) | 不要(KDPが独自のASINを付与) |
※ISBN(International Standard Book Number)は、書籍を識別するための国際標準図書番号です。13桁の数字で構成されており、世界中の書籍を一意に識別する役割を持ちます。
主な違い:
- GoogleplayブックスではPDF形式のアップロードも可能ですが、KDPはEPUB、Kindle専用形式(KPF)を推奨。DOCXも対応。
- KDPでは表紙をKindleの表紙作成ツールで作ることができるが、Google Play ブックスにはその機能がないため、自分で調べて準備する必要がある。
- ISBNはどちらも不要ですが、Google PlayではISBNを登録できる。
- Kindleで扱っていたmobiファイルは2025年3月18日で終了となります。
Googleplayブックスの電子書籍の登録方法はこちらが参考になります。↓
Google Play Books (グーグル・プレイ・ブックス)で電子書籍を出版する方法―アカウント設定編 | OSHIBUYA
価格設定とロイヤリティ
続いて、KindleとGoogle Play ブックスのそれぞれのロイヤリティなどを比較してみます。
| Google Play ブックス | Kindle (KDP) | |
|---|---|---|
| 価格設定の自由度 | 可能(Googleが価格調整する場合あり) | 2種類のロイヤリティプランによる制限あり |
| ロイヤリティ(印税率) | 70%(すべての価格帯) | 70%($2.99~$9.99)←キャンペーンが利用できるKDP登録時はこちら 35%(それ以外) |
| 無料販売 | 可能 | 不可(最低価格$0.99、Kindle Unlimitedやプロモーションを利用すれば無料可) |
主な違い:
- Google Playブックスではすべての価格帯で70%のロイヤリティが得られる(Kindleでは$2.99〜$9.99の価格のみ70%ロイヤリティが適用される)。
- Google PlayはGoogleのアルゴリズムにより価格が自動調整される場合がある。
- Google Playでは無料で書籍を配信可能だが、kindle(KDP)では通常不可(無料キャンペーンなどを利用すれば可能)。
販売地域・端末・サブスクモデル
KindleとGooglePlayブックス でその他の項目の比較をしてみます。
| Google Play ブックス | Kindle (KDP) | |
|---|---|---|
| 販売地域 | 75カ国以上 | 170カ国以上 |
| 主な読者端末 | Android(Google Play ブックスアプリ)、PC(Web) | Kindleデバイス、Kindleアプリ(iOS、Android、PC) |
| サブスクモデル | なし | Kindle Unlimited(KU) |
主な違い:
- Google Play ブックスの販売地域(75か国以上)はKDP(170カ国以上)より少ない。
- KindleではKindle Unlimitedというサブスクリプションモデルに登録する本は、読者に定額で読まれ既読ページ数でのロイヤリティ獲得の可能性がある。
- Google Play ブックスはAndroidデバイス向けに最適化されている。
販売・プロモーション機能
KindleとGooglePlayブックスで販売プロモーション=宣伝について比較してみます。
| Google Play ブックス | Kindle (KDP) | |
|---|---|---|
| プロモーション設定 | 割引・無料配信が可能 | KDPセレクト加入でKindle CountdownDeal(タイマーが設置されキャンペーン実施期間が表示される)や5日無料キャンペーンあり (KDPセレクト加入で90日間Kindle独占) |
主な違い:
- KDPでは「KDPセレクト」に加入すると90日間Kindle独占販売となるが、その代わりKindle Unlimitedで対象本が無制限に読まれる可能性が高まる。
- GooglePlayブックスでは独占契約がないため、他のプラットフォームと併売が可能。
- GooglePlayブックスでは無料販売が標準でできるため、プロモーションの自由度が高い。
自分に合うプラットフォームは?GooglePlayブックスとKDPで比較

Googleplayブックス
価格設定の自由度が重要な人、無料配布で認知度を高めたい人に向いています。
価格を自由に設定でき、特に無料配信が可能、 ロイヤリティを全価格帯で70%に設定可。無料配布は、他の販売チャネルと並行して販売できる。
またファイルの種類で言うと写真集など画像が多いPDFが向いていると言えます。
複数のチャネルを通じて認知度を高め、画像の多い電子書籍などで、後に有料化する際の布石になることがありますので、独自の価格設定や無料配布を通じて、幅広い読者層にアプローチしたい、またkindleと併用したい人に最適です。
Kindle (KDP)
独占契約(KDPセレクト)で最大の販売戦略とプロモーション効果を狙い売上げたい人に向いています。
KindleにはKindle Unlimited(月々980円特定の書が読み放題)を活用してKEMP数(読むために開いたページ数)の報酬も得られるプロモーションがある。
独占契約(KDPセレクト)でKindle Unlimitedなど各種プロモーションには読み放題で利益を獲得する以外にも、5日間無料キャンペーン、カウントダウンキャンペーンなどがあります。
独占契約(KDPセレクト)で新着ランキング1位を狙いたい、各種プロモーションを利用し、広範囲でスピーディーに読者を増やし収益を拡大したい方に向いていると言えます。
迷ったときの決め方のポイント
KindleとGooglePlayブックスはどちらも表紙準備・原稿ファイル・登録作業を自分で行う必要があります。そのため迷ったときは、扱うジャンルと出版の目的で決めるのがいちばんスッキリします。
ビジネス書や実用書で新着ランキング1位を狙いたい方にはKindleが向いています。
「新着1位を狙いたい方」のKindle出版のメリット・デメリット

写真集やPDFが多い本、または複数プラットフォームで併売したい方にはGooglePlayブックスが向いています。
著者の例
私は最初からビジネス書を3冊続けてKindleで出版しました。13年の保険業、特にテレアポ歴を活かした体験ストーリー本を2冊、続いて保険代理店のSNS戦略本を1冊。
最強のテレアポ術の本の著書はこちら

しかし、4冊目は「うさぎのゆめのおうち」絵本の日本語版と英語版をKindleで出版。
「うさぎのゆめのおうち」の著書紹介はこちら

Kindleはビジネス書の読者層が厚く、KDPセレクトのキャンペーンを活用することで、初出版から新着1位を狙える環境が整っているからです。絵本もキャンペーンを利用して出版前からSNSで告知を重ね、実際に新着ランキング1位を獲得することができました。
電子書籍出版の手順について気になる方はコチラが参考になります。
電子書籍出版に必要な5ステップ

現在は同じ原稿・表紙データをGooglePlayブックスや他のプラットフォームにも展開し、より幅広い読者へのリーチを広げていく予定です。
他のプラットフォームとの比較も参考にどうぞ
KDPと楽天Koboとの比較“

KDPとブリック出版の比較

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